品種に関係なく、全肥育期間の半分以上を日本国内で肥育された牛の総称です。
「和牛」に対して「国産牛」という言い方をする場合は、「交雑牛」「ホルスタイン牛」のことを指します。
滋賀県内でもっとも長く飼育された黒毛和牛を「近江牛」、中でも以下の全条件を満たすものを「認証近江牛」と呼び、「近江牛」生産・流通推進協議会が認定書を発行しています。
1. 枝肉格付がA4、B4等級以上のもの
2. 協議会の構成団体の会員が生産したもの
3. 滋賀食肉センターまたは東京都立芝浦と畜場でと畜・枝肉格付されたもの
日本三大和牛に数えられる他のブランド牛(神戸牛、松阪牛)に比べ、「品質では引けを取らないものの、比較的リーズナブル」であることから、プロの料理人が好んで使う銘柄牛です。
弊社では、29~36ヵ月かけてじっくり肥育した「認証近江牛」を販売しています(一般的な肥育期間の目安は27~30ヵ月)。
肉専用種として指定された4品種(黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種)、または4品種間の交雑牛を和牛といいます。
中でも黒毛和種は、10桁の個体識別番号と血統書により、生産現場の情報を追跡できるようになっています。
近江牛、神戸牛、松阪牛、米沢牛などの銘柄牛が有名です。
肉牛と乳牛の間に生まれた牛。日本では、黒毛和種の雄とホルスタイン種の雌を交配させたものが多く流通しています。
肉質の向上と生産コストの引き下げを同時に実現したコストパフォーマンスに優れた品種で、良質の交雑牛では和牛に近い品質のものも見られます。
いわゆる乳牛で、日本では乳牛の約99%をホルスタイン種が占めます。
和牛の高騰を背景に、最近では肉牛としての需要が高まり、国内生産牛肉の約55%に及ぶとも言われます。
赤身が多く、高級部位と言われるロイン系はあまり取れません。